北区障害者地域自立生活支援室
自立生活プログラム
肢体不自由者~「はじめての一人暮らし」~
「はじめての一人暮らし」では、家族と同居している方や施設で暮らしている方が、地域の中で一人暮らしする際に必要となる知識を身につけることを目的に開催しました。自分自身の年金等の「収入」や必要な生活費について知り、さらにインターネットを使って希望物件を探す方法、ヘルパーの探し方などについて話し合いました。最終回には既に一人暮らしをしている北区滝野川在住の高橋幸枝さんと、世田谷区在住の佐山文信さんをお招きし、一人暮らしを始めるまでの経緯や部屋探しなどの苦労話、現在の生活の様子などを伺いました。
| 回 | 月日 | 内容 | 参加者 |
|---|---|---|---|
| 1 | 7月28日 | 「どうして一人暮らししたいの?」 | 3名 |
| 2 | 8月11日 | 「一人暮らしに必要なことって?」 | 3名 |
| 3 | 8月25日 | 「先輩のお話を聞こう!」 | 3名 |
視覚障害者~「プレクストーク講習会」~
視覚障害者の読書には、以前より「テープ図書」によるものがありました。しかし、カセットテープは劣化する、収納スペースが必要等の欠点、さらに昨今のデジタル化の波の中、国内でのカセットテープの生産が中止される状況があります。そこで登場したのが「プレクストークポータブルレコーダー(PTR2)」です。PTR2は「聴く、録る、整理する」を一体化した機器で、音声をデジタル化することによりテープ図書の弱点を克服しました。しかし、その操作には一定の知識と技術が必要です。購入はしたものの、実際は使えない視覚障害者が多数いると聞きます。そこで6月の講座では販売元のシナノケンシから講師を招いての体験会(1日)を開催しました。また、3月にはさらにスキルアップしたい方を対象に、視覚障害者ユーザーである古矢利夫宇氏(税理士・NPO法人ことばの道案内理事長)をお招きし、「録音機能」を中心とした講座を開催しました。当事者ならではの使い方のコツなどを披露していただき、有意義な内容の研修会となりました。
| 回 | 月日 | 内容 | 参加者 |
|---|---|---|---|
| 1 | 6月14日 | プレクストーク体験会 | 3名 |
| 2 | 3月24日 | プレクストークをもっと活用しよう! | 3名 |
スキルアップパソコン講座
8月、12月の講座は北区ITコミュニケーションズのご協力のもと、参加者の障害種別を問わない従来通りの形式でパソコン講座を開催しました。8月の「デジカメ写真で遊ぼう」ではデジカメで撮影した写真を効率よくPCに整理する方法を学び、さらにお気に入りの写真をうちわに印刷できる「手作りうちわキット」を使用して、オリジナルうちわを作成しました。12月の「年賀状を作ろう」では市販されている年賀状ソフトを使わず、ワードの「はがき印刷ウィザード」を活用しての年賀状作りに挑戦しました。3月の講座は筑波大学附属視覚特別支援学校教諭の内田智也氏をお招きし、視覚障害者を対象に、「読み上げソフト」を活用して、ネットサーフィンを楽しむコツを伝授していただきました。ご自身も視覚障害者である内田さんのお話は視覚障害者が日常遭遇する些細なパソコントラブルの解決法から、ソフト開発の最新情報まで盛りだくさんの内容でした。
| 回 | 月日 | 内容 | 参加者 |
|---|---|---|---|
| 1 | 8月29日 | デジカメ写真で遊ぼう! | 6名 |
| 2 | 12月15日 | 年賀状を作ろう! | 6名 |
| 3 | 3月8日 | インターネットをもっと活用しよう! | 4名(視覚障害者) |
パソコン相談日
スキルアップパソコン講座修了者の技術的なフォローを目的に毎週土曜日に「障害者パソコン相談日」(1人あたりの相談時間を50分、予約制)を開催しています。講師はパソコン講座でお世話になります北区ITコミュニケーションズから担当者を派遣していただいています。相談内容は下記のとおり多岐に渡ります。
| 回 | 月日 | 内容 | 参加者 |
|---|---|---|---|
| 1 | 7月7日 | デジカメ写真編集 | 2名 |
| 2 | 7月14日 | メール操作 | 1名 |
| 3 | 8月4日 | PCトーカー操作方法 | 1名 |
| 4 | 9月8日 | プログラム警告の処理等 | 1名 |
| 5 | 9月15日 | ワードでのチラシ作り | 1名 |
| 6 | 10月6日 | 履歴書作成方法 | 1名 |
| 7 | 11月17日 | XPの基本操作、メール操作 | 2名 |
| 8 | 12月22日 | 年賀状作成 | 1名 |
障害者作品展~「ネイルアート」~
12月7日(土)、8日(日)に開催された障害者作品展に、山野美容芸術短期大学(講師4人、学生4人)のご協力のもと今年度で3回目となる「ネイルアート」を出展しました。当日は予約制とし、35名分の枠が短時間で埋まってしまいました。老若男女、ネイルアートをしていただいた後は笑みがこぼれます。山野美容芸術短期大学の皆様ありがとうございました。
| 月日 | 内容 | 参加者 |
|---|---|---|
| 12月8日 | ネイルアート | 35名 |
健康講座(ヨガ教室)
今年が3年目となるヨガ教室は例年通り、ライフアップヨガ学院の武藤誠四郎氏をお招きし、これまでの最長全7回で開催しました。車いすに乗っても楽しめるヨガを丁寧にご指導いただきました。
| 回 | 月日 | 内容 | 参加者 |
|---|---|---|---|
| 1 | 9月3日 | 「ヨガって、なあに?」座って出来る体操 | 8名 |
| 2 | 10月1日 | 「笑うカオには福きたる」ハンドヒーリング・足裏刺激法 | 8名 |
| 3 | 10月15日 | 「ヨガの元気学」手作り漢茶 | 8名 |
| 4 | 11月5日 | 「呼吸法~基本編~」人間にとっての呼吸とは何か? | 8名 |
| 5 | 11月19日 | 「生命と生活」ヨガによる腰痛・背痛解消法 | 8名 |
| 6 | 12月3日 | 「人工法と自然法の物さし」眼の呼吸ストレッチ | 8名 |
| 7 | 12月17日 | 「脳内喜びホルモンとヨガ」リラクゼーション&シャバアーサナ | 8名 |
軽度発達障害相談
対象は原則15歳以上のADHD(注意欠陥・多動性症候群)、LD(学習障害)、アスペルガー症候群等の軽度発達障害の方、そして、そのご家族を対象に相談を行っています。相談日は月2~3回を設定し完全予約制です。相談員はあこの会の職員が担当しています。相談にあたって診断名の有無は問いませんが、明確に「軽度発達障害」と判断できないケースも多数見受けられます。開始したばかりですので延べ人数は少ないですが、これまで相談支援が行われていない分野だけあって、今後の拡大が予測されます。
| 対象別 | 相談者 |
|---|---|
| 本人 | 14名 |
| 家族 | 11名 |
| 合計 | 25名 |
障害理解教育
2002年度に学習指導要領が改訂され新たに「総合的な学習の時間」が創設、小中高等学校では「福祉」が国際理解、情報、環境等とともに学校の授業の中で取り上げられ、生活支援室への講師依頼も増えました。しかし、2004年度より北区では「英語が使える北区人事業」を推進、小学校での英語の必修化を実施しました。これを受け、依頼件数は減少傾向にありましたが今年度から都立高校での「奉仕」の必修化により、状況は一転、高等学校からの依頼件数が増加しつつあります。
| 回 | 月日 | 学校名 | 内容 | 参加者 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 4月24日 | 都立王子工業高等学校 | 車いす体験 | 16名 |
| 2 | 5月16日 | 東京共育学園高等部 | 福祉施設見学 | 10名 |
| 3 | 5月17日 | 都立王子工業高等学校 | アイマスク体験 | 16名 |
| 4 | 6月18日 | 東京共育学園高等部 | 車いす体験 | 10名 |
| 5 | 7月18日 | 都立あすか高校 | 車いす体験 | 30名 |
| 6 | 8月29日 | 武蔵野高校 | 「共感的理解の形成」 | 26名 |
| 7 | 8月30日 | 武蔵野高校 | 「介護技術」 | 26名 |
| 8 | 8月30日 | 武蔵野高校 | 「介護技術」 | 26名 |
| 9 | 9月5日 | 都立あすか高校 | アイマスク体験 | 30名 |
| 10 | 12月20日 | 柳田小学校 | 障害への理解 | 20名 |
| 11 | 1月17日 | 都立王子工業高等学校 | フォトランゲージ | 16名 |
| 12 | 1月21日 | 紅葉中学校 | アイマスク体験 | 57名 |
| 13 | 1月23日 | 滝野川第二小学校 | 白杖・点字ブロック貸出 | 30名 |
| 14 | 1月24日 | 紅葉中学校 | 車いす体験 | 58名 |
| 15 | 1月28日 | 東京共育学園高等部 | 障害者へのサポート | 6名 |
| 16 | 1月31日 | 東京国際情報ビジネス専門学校 | 障害者への地域支援 | 10名 |
| 17 | 2月6日 | 谷端小学校 | 視覚障害について | 28名 |
| 18 | 2月7日 | 埼玉県八潮市柳之宮小学校 | 視覚障害便利グッズ紹介 | 30名 |
「支援室だより」の発行
今年度は第23号(平成19年4月発行)、第24号(平成19年6月発行)、第25号(平成19年8月発行)、第26号(平成19年10月発行)、第27号(平成19年12月発行)、第28号(平成20年2月発行)と6回発行しました。毎号1,250部を印刷し、区内関係機関をはじめ、障害者団体、相談者、イベント参加者等に郵送等にて配布しています。
その他
見学実習生の受け入れ:東洋大学、早稲田大学、東洋英和女子大学、東京国際情報ビジネス専門学校(介護職員基礎研修)、聖学院大学
10月23日:北区障害者相談員研修会に出席(支援室のPR)
11月13日:北区就労支援連絡会議に出席
1月9日~:デイサービス(ネットつばさ班、さざなみ班)の利用者満足度聞き取り調査協力(14名分)
視覚障害者に係る「合同ボランティア会」に出席(毎月第3金曜日)
「身体障害・知的障害(児)者居宅介護事業所調査報告書」の発行
北区内の利用者にサービス提供を実施している全居宅介護事業所を対象とした実態調査を実施(4月1日~27日)。
その結果を報告書としてまとめ7月に400部を印刷、区内の各関係機関に配布しました
「北区多目的トイレガイド」の発行
北区内112ヶ所の多目的トイレを現地調査し、エリア別と各駅ごとに編集しました。300部を印刷し、区内の各関係機関に配布しました。
身体障害者住宅改修調査の実施
身体障害者の方々の住宅改修に対するニーズは高いと思います。北区においても一定の条件のもと「身体障害者住宅設備改善費の助成」といった制度もあります。しかし、改修の目的を理解し、施工できる業者と出合えず、改修が失敗に終わってしまうケースもあります。生活支援室では、まず自分たちが改修についての知識を得ることを目的に自宅改修を行ったご自宅を訪問、成功例、失敗例のお話を聞かせていただいています。